まず覚える表現
have the gall to do
〜する厚かましさを持つ
学習ポイント
まず覚える表現
have the gall to do
〜する厚かましさを持つ
覚え方
苦い胆汁から『苦々しい・図々しい』
古い意味の『胆汁=苦い液』から、人をいらつかせる『苦々しい態度=厚かましさ』と意味が広がったと覚えると2つの意味がつながります。
普通なら遠慮するような場面で、平気で図々しい行動をする態度を批判的に表す語です。have the gall to do something(〜する厚かましさがある)の形で頻出します。
He had the gall to ask for a raise after only one month.
彼はたった1ヶ月で昇給を求めるずうずうしさを持っていた。
誰かの態度・行動・状況が、人をしつこく不愉快にすることを表します。It galls me that ... の形でよく使われ、強い不満を伝えます。
It galls me that he gets all the credit.
彼が手柄を全部取ってしまうのが本当に腹立たしい。
古い用法・かたい用法で『胆汁』を意味し、bitter as gall(胆汁のように苦い)など『苦々しさ』『恨み』の比喩としても使われます。
Her words tasted of gall.
彼女の言葉は苦々しさに満ちていた。
She had the gall to take credit for my idea.
彼女は私のアイデアを自分の手柄にする厚かましさを持っていた。
It galled the public that the executives received huge bonuses.
経営陣が巨額のボーナスを受け取ったことは、一般の人々を強く不快にさせた。
What galls me most is that he never apologized.
何より腹立たしいのは、彼が一度も謝らなかったことだ。
His writing was sweet on the surface but full of gall underneath.
彼の文章は表面は甘いが、底には苦々しさが満ちていた。
『〜する厚かましさを持っている』は have the gall to do something。批判的なトーンで使われます。
『〜することが本当に腹立たしい』は It galls me that S+V の形がよく使われ、強い不満を表現できます。
nerve / cheek も『厚かましさ』を意味し、have the nerve / cheek to do の形でほぼ同じように使えます。cheek はイギリス英語的、nerve はアメリカ英語的なニュアンスがあります。
『胆汁』の意味は現代英語では珍しく、文学・宗教的な比喩で残るのみです。日常会話で使うことはまずありません。
〜する厚かましさを持つ
He had the gall to question her decision.
彼は彼女の決定に異議を唱える厚かましさを持っていた。
〜なのが腹立たしい
It galls me that I was not invited.
招かれなかったのが本当に腹立たしい。
まったくの厚かましさ
I admire his sheer gall, even if I don't agree with him.
彼に同意はしないが、その遠慮のなさは見事だと思う。
悔しい敗北
The team suffered a galling defeat in the final.
そのチームは決勝で悔しい敗北を喫した。
形容詞 / 腹立たしい、しゃくに障る
a galling defeat(しゃくに障る敗北)など、頻出の形容詞。
古い意味の『胆汁=苦い液』から、人をいらつかせる『苦々しい態度=厚かましさ』と意味が広がったと覚えると2つの意味がつながります。
決まり文句 have the gall to do something を覚えると、ニュースやドラマで意味が即座につかめます。
Mr. Tanaka spent weeks preparing a proposal for an important client. The day before the meeting, a coworker calmly took the report and presented it as his own. "He had the gall to walk in there with my work," Mr. Tanaka said quietly. What galled him most was the coworker's smile. The next morning, Mr. Tanaka spoke with his boss and showed the email history. By lunchtime, the truth had come out.
田中さんは大事な顧客への提案書を何週間もかけて準備していた。会議の前日、同僚が平気でその報告書を取り上げ、自分のものとして発表した。「彼は私の仕事を持ってあそこへ入っていく厚かましさがあった」と田中さんは静かに言った。何より腹立たしかったのは、その同僚の笑みだった。翌朝、田中さんは上司と話してメールの履歴を見せた。お昼ごろには、真実が明らかになった。
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