まず覚える表現
make an overture
(関係を始める)働きかけをする
学習ポイント
まず覚える表現
make an overture
(関係を始める)働きかけをする
覚え方
open と同じ仲間
aperture(開口部)と同じ語源で『開くこと』が原義。音楽でも交渉でも『扉を開く最初の一手』と覚えると2つの意味が結びつきます。
オペラ・バレエ・ミュージカルなどの始まりに演奏される、これから始まる作品の雰囲気を予告するオーケストラ曲を表します。
The opera begins with a beautiful overture.
そのオペラは美しい序曲で始まる。
新しい関係や交渉・和解などを始めようとする最初の働きかけを表すかたい語です。普通は make / extend an overture to ... の形で使い、政治・外交・ビジネスの文脈で頻出します。
The two countries exchanged peace overtures.
その二か国は和平への働きかけを交わした。
The audience clapped after the opening overture.
観客は冒頭の序曲のあとに拍手をした。
The president made a cautious overture to the opposition.
大統領は野党に慎重な働きかけを行った。
Several companies have made overtures about a possible merger.
複数の会社が合併の可能性について働きかけてきている。
He ignored her friendly overtures.
彼は彼女の好意的な働きかけを無視した。
『働きかけをする』には make an overture to ... または extend an overture to ... の形が定番です。
曲名にも使われ、Tchaikovsky's 1812 Overture(チャイコフスキー作曲『1812年序曲』)のように固有名詞の一部にもなります。
approach も『(人への)働きかけ』を表せますが、より広く中立的。overture は『関係や交渉を始める最初の試み』という公式・改まった響きがあります。
アメリカ英語では /ˈoʊvərtʃʊr/ のように『オーヴァチュア』、イギリス英語では /ˈəʊvətjʊə/ のように『オウヴァテュア』となり、語尾の音がやや違います。
(関係を始める)働きかけをする
The company made an overture to a local rival about cooperation.
その会社は地元のライバル企業に協力を持ちかけた。
和平への働きかけ
The two leaders welcomed the peace overture.
二人の首脳は和平への働きかけを歓迎した。
外交的な働きかけ
A diplomatic overture often comes before formal talks.
外交的な働きかけはしばしば正式な交渉の前に行われる。
(コンサートの)冒頭の序曲
The orchestra played a famous opening overture.
オーケストラは有名な冒頭の序曲を演奏した。
overture : 開くこと、開始
古フランス語 overture(開くこと)に由来し、ラテン語 apertura(開口部)にさかのぼります。同じ語族には aperture(開口部、レンズの絞り)、open があり、いずれも『開く』のイメージを共有します。音楽でも交渉でも『始まり、開けること』が原義です。
名詞 / 開口部、(レンズの)絞り
同じ語源 aper(開く)から派生した語。
aperture(開口部)と同じ語源で『開くこと』が原義。音楽でも交渉でも『扉を開く最初の一手』と覚えると2つの意味が結びつきます。
ニュースで頻出する peace overture, make an overture to ... をセットで覚えると、出会ったときに意味が即座にわかります。
After years of silence between two families, Mr. Nakata decided to make a small overture. He brought a box of homemade cookies to his old neighbor and apologized for a long argument. The neighbor was surprised but smiled. He invited Mr. Nakata in for tea. Their quiet conversation felt like the gentle overture of a long opera — the first soft notes of something much bigger that was finally about to begin.
二つの家族の沈黙が何年も続いたあと、中田さんは小さな働きかけをしようと決めた。彼は手作りのクッキーの箱を持って古くからの隣人を訪ね、長く続いた言い争いを謝った。隣人は驚いたが微笑み、お茶にどうぞと中田さんを家に招き入れた。二人の静かな会話は、長いオペラの優しい序曲のようだった——ようやく始まろうとしている、もっと大きな何かの最初のやわらかな音色のように。
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