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名詞 / 間投詞

mercy

慈悲、情け 相手を罰したり厳しく扱ったりできる立場にありながら、優しく許したり助けたりする心や行動を表す。
許し、寛大な扱い 罪や失敗に対して、厳しい罰を与えずに許すこと。法律・宗教・道徳の文脈でよく使われる。
ありがたいこと、幸運なこと 悪い状況の中で、被害が少なくて済んだことや、よい結果になったことを表す。特に “It is a mercy that ...” の形で使う。

学習ポイント

まず覚える表現

have mercy on someone

〜に情けをかける

注意する形

Please have mercy to me.

Please have mercy on me.

「〜に情けをかける」は have mercy on someone と言う。to ではなく on が自然。

覚え方

Have mercy on me

映画や物語で出てくる「どうかお慈悲を」という決まり表現として覚えると、mercy = 情け・慈悲 が定着しやすい。

  • basic
  • emotion
  • law
  • religion
  • story

意味

  • 慈悲、情け

    名詞

    相手を罰したり厳しく扱ったりできる立場にありながら、優しく許したり助けたりする心や行動を表す。

    The king showed mercy to the prisoner.

    王はその囚人に慈悲を示した。

  • 許し、寛大な扱い

    名詞

    罪や失敗に対して、厳しい罰を与えずに許すこと。法律・宗教・道徳の文脈でよく使われる。

    She asked the judge for mercy.

    彼女は裁判官に寛大な処置を求めた。

  • ありがたいこと、幸運なこと

    名詞

    悪い状況の中で、被害が少なくて済んだことや、よい結果になったことを表す。特に “It is a mercy that ...” の形で使う。

    It was a mercy that no one was injured in the accident.

    その事故で誰もけがをしなかったのは幸いだった。

  • まあ!/助けて!

    間投詞

    驚き、困惑、恐れなどを表す古風または感情的な言い方。日常会話ではやや古めかしく聞こえることがある。

    • old-fashioned

    Mercy! I didn't expect the storm to be this strong.

    まあ!嵐がこんなに強いとは思わなかった。

例文

  • Please have mercy on him; he made an honest mistake.

    彼に情けをかけてください。彼は悪気なく間違えたのです。

    • 人間関係
    • basic
  • The family asked for mercy, not revenge.

    その家族は復讐ではなく慈悲を求めた。

    • ニュース
    • intermediate
  • It was a mercy that the fire was found early.

    火事が早く見つかったのは幸いだった。

    • 日常
    • basic
  • The defeated soldier begged for mercy.

    敗れた兵士は命乞いをした。

    • 物語
    • intermediate
  • They prayed for peace and mercy.

    彼らは平和と慈悲を祈った。

    • 宗教・祈り
    • intermediate

使い方

  • have mercy on の形でよく使う

    「〜に情けをかける」は have mercy on someone が自然。前置詞は基本的に on を使う。

  • kindness より重い意味

    kindness は一般的な「親切」だが、mercy は相手を罰したり見捨てたりできる立場で、あえて助ける・許すという意味が強い。

  • a mercy that は「幸いなこと」

    It is/was a mercy that ... は「〜でよかった」「〜は幸いだった」という意味で、慈悲そのものではなく結果への安堵を表す。

よくある間違い

  • 誤: Please have mercy to me.

    正: Please have mercy on me.

    「〜に情けをかける」は have mercy on someone と言う。to ではなく on が自然。

  • 誤: He gave me a mercy.

    正: He showed me mercy.

    mercy は数えられない名詞として使うことが多く、通常 a mercy とは言わない。ただし「It was a mercy that ...」の形では a mercy が使える。

  • 誤: She is mercy to animals.

    正: She is merciful to animals.

    人の性質を表す形容詞は mercy ではなく merciful を使う。

コロケーション

  • have mercy on someone

    〜に情けをかける

    Have mercy on the children and let them rest.

    子どもたちに情けをかけて、休ませてあげてください。

  • show mercy

    慈悲を示す、寛大に扱う

    The teacher showed mercy and gave the class one more day.

    先生は情けをかけて、クラスにもう1日くれた。

  • beg for mercy

    命乞いをする、許しを請う

    The thief begged for mercy when he was caught.

    泥棒は捕まったとき、許しを請うた。

  • at the mercy of

    〜に翻弄されて、〜のなすがままで

    The small boat was at the mercy of the waves.

    その小さな船は波のなすがままだった。

  • without mercy

    容赦なく

    The army attacked without mercy.

    その軍は容赦なく攻撃した。

語源

Old French

merci : 慈悲、感謝、報酬

英語の mercy は古フランス語 merci に由来し、さらにラテン語 merces(報酬、賃金、好意)にさかのぼる。中世英語では「慈悲」「許し」「神の恵み」の意味で広く使われるようになった。

語形変化

  • merciful

    形容詞 / 慈悲深い、情け深い

    人や行動が優しく寛大であることを表す。

  • merciless

    形容詞 / 無慈悲な、容赦ない

    相手に情けをかけない様子を表す。

  • mercifully

    副詞 / 幸いにも、慈悲深く

    悪い結果にならずに済んだことにも使う。

  • mercilessly

    副詞 / 容赦なく、無慈悲に

    批判・攻撃・扱いなどが非常に厳しいときに使う。

覚え方

  • phrase

    Have mercy on me

    映画や物語で出てくる「どうかお慈悲を」という決まり表現として覚えると、mercy = 情け・慈悲 が定着しやすい。

  • image

    強い人が手を差し伸べる場面

    罰する力を持つ人が、相手を許して助けるイメージを思い浮かべると mercy の中心意味が分かりやすい。

ミニストーリー

A boy broke a window while playing soccer. He was scared and told the owner the truth. The owner looked angry at first, but then he smiled. “You were honest,” he said. “I will show you mercy. Help me clean the glass, and we will forget it.”

少年がサッカーをしていて窓を割ってしまいました。彼は怖くなりましたが、持ち主に本当のことを話しました。持ち主は最初怒っているようでしたが、それから笑いました。「正直に言ったね」と彼は言いました。「情けをかけてあげよう。ガラスを片付けるのを手伝いなさい。それでこのことは忘れよう。」