まず覚える表現
basic decency
基本的な礼儀、最低限の思いやり
学習ポイント
まず覚える表現
basic decency
基本的な礼儀、最低限の思いやり
注意する形
誤 He has a decency.
He has decency.
性質としての decency は不可算名詞なので、ふつう a を付けません。
覚え方
decent から覚える
decent は『礼儀ある、まともな』。decency はその名詞形なので『礼儀正しさ、品位』と覚えましょう。
人に対して失礼でなく、公正で親切にふるまう性質や態度を表します。
She treated everyone with kindness and decency.
彼女は誰に対しても親切で礼儀正しく接した。
言動や服装などが下品でなく、社会的に見て適切であることを表します。
The article was written with honesty and decency.
その記事は誠実さと品位をもって書かれていた。
人として当然期待される程度の礼儀や配慮を表します。特に have the decency to do の形でよく使います。
He didn't even have the decency to say thank you.
彼はありがとうと言う最低限の礼儀さえなかった。
社会で受け入れられているふるまいの基準や作法を指します。複数形 decencies で使われることがあります。
The family tried to observe the decencies during the difficult time.
その家族はつらい時期にも礼節を守ろうとした。
Please show some decency and wait your turn.
少し礼儀を示して、自分の番を待ってください。
The manager praised her decency in admitting the mistake.
マネージャーは、彼女がミスを認めた誠実で礼儀ある態度をほめた。
After the argument, he had the decency to apologize.
口論のあと、彼は謝るだけの礼儀を持っていた。
A healthy community depends on trust, fairness, and basic decency.
健全な地域社会は、信頼、公平さ、そして基本的な礼儀と思いやりに支えられている。
decency は『礼儀正しさ』『品位』という性質を表すため、ふつう a decency とは言いません。ただし、複数形 decencies は『社会的な作法・礼節』という意味で使われることがあります。
decent は形容詞で『まともな、きちんとした、礼儀ある』という意味です。decency は名詞で『礼儀正しさ、品位』を表します。例: a decent person(礼儀ある人)、a sense of decency(礼儀の感覚)。
『〜するだけの礼儀がある』という定型表現です。否定文で『〜する最低限の礼儀さえない』という批判にもよく使われます。
誤: He has a decency.
正: He has decency.
性質としての decency は不可算名詞なので、ふつう a を付けません。
誤: She is a decency person.
正: She is a decent person.
名詞 decency は person を直接修飾できません。形容詞 decent を使います。
誤: He had decency to apologize.
正: He had the decency to apologize.
『〜するだけの礼儀がある』という表現では、通例 have the decency to do のように the を付けます。
基本的な礼儀、最低限の思いやり
Basic decency requires us to listen before we judge.
基本的な礼儀として、判断する前に相手の話を聞くべきだ。
人として当然の礼儀
Common decency tells us not to laugh at someone in pain.
人として当然の礼儀として、苦しんでいる人を笑うべきではない。
人間らしい思いやり、良識
The volunteers acted out of simple human decency.
ボランティアたちは、純粋な人間らしい思いやりから行動した。
〜するだけの礼儀がある
At least have the decency to tell her the truth.
少なくとも彼女に真実を伝えるだけの礼儀は持ちなさい。
礼儀の感覚、良識
He has a strong sense of decency and fairness.
彼には強い礼儀の感覚と公平さがある。
ふさわしい、適切である
decency は、ラテン語で『ふさわしい、適切である』という考えに関係する語から来ています。『社会的にふさわしいふるまい』という意味につながります。
礼儀ある、きちんとした、まともな
decency の形容詞形としてよく使われます。
礼儀正しく、きちんと
decent に -ly が付いた副詞です。
decency は decent に名詞を作る -cy が付いて、『礼儀ある性質』『品位』という意味になります。
性質、状態
形容詞などから名詞を作り、『〜である性質・状態』を表します。
decentia : ふさわしさ、礼儀、品位
英語 decency は、ラテン語 decentia に由来し、もとは『ふさわしさ』『適切さ』を表しました。そこから、社会的に適切で礼儀あるふるまいを意味するようになりました。
形容詞 / 礼儀ある、きちんとした、まともな
人・行動・条件などに幅広く使えます。
副詞 / 礼儀正しく、きちんと、まあまあ
行動の仕方や程度を表します。
名詞 / 下品さ、わいせつ、不作法
decency の反対に近い名詞です。
形容詞 / 下品な、わいせつな、不適切な
服装・言動・表現などが社会的に不適切な場合に使います。
decent は『礼儀ある、まともな』。decency はその名詞形なので『礼儀正しさ、品位』と覚えましょう。
『謝るだけの礼儀がある』というよく使う表現で覚えると、decency の意味がつかみやすくなります。
Mika saw an old man drop his bag at the station. Many people walked past, but she stopped and helped him pick up his things. He smiled and thanked her. Mika did not think she had done anything special. To her, it was just basic decency.
ミカは駅で、お年寄りの男性がかばんを落とすのを見ました。多くの人は通り過ぎましたが、彼女は立ち止まり、荷物を拾うのを手伝いました。男性は笑顔で感謝しました。ミカは特別なことをしたとは思いませんでした。彼女にとって、それはただの基本的な礼儀と思いやりでした。
意味、例文、使い方などで気づいた点があれば送れます。